【ぴあの教室の創り方】森田の秘密⑪
『出る杭は打たれる』かぁ…
会社勤めを経験してからこの世界に入った私は、『ピアノの先生』の独特の世界観と難しさを感じていた。
さらには…
教室を始めて一年が経った4月には生徒数は30名をこえていた。
『お試しピアノ講師』から気持ちだけは脱出していたのだけど、
教室の設備は相変わらず…。
リビングに置かれたアップライトピアノ。
あかんやん…
地元の楽器店の営業さんは相変わらずで
『アップライトでレッスンしている先生なんていませんよ』と。
これは確かに『正論』。
反論の余地なし。
グランドピアノを入れて、
『リビング』を少しでも『レッスン室』に近づけるように生活感をなくさなきゃ!
でも…私のやることなすことに否定的な営業さんにうんざりして、別の楽器店の展示会に足を運んだ。
が…そこでも…
展示会ではその楽器店の営業さんがグランドの説明をしてくれたのだけど、
私が教室を始めて一年、生徒数が増えてきて『今の環境』ではレッスンの責任を果たせないことを正直に話すと…
『敦賀の人は"新しいもの好き"ですから』と。
その営業さん曰く、
『敦賀の人は"新しいもの好き"で、新しい教室が出来ると、わぁーっと最初は人が集まるんです。あと2,3年もすれば生徒はいなくなりますよ』と。
かなり…驚いた…
私が社会人になって初めての仕事は『営業職』。少しは『営業』を学んでいるつもり。
これが『モノを売る』相手に対して言う言葉か?
もちろんこの展示会で私がグランドを買うことはなかったし、
あと2,3年で衰退する教室と見込んだこの営業さんがその後うちに来ることもなかった。
ただ…
別の楽器店の二人の営業さんが言うのだから、当時の私はまだ『山のモノか海のモノか』わからない危うい講師だったのかもしれない…。
これで、
会社勤めの時とは違って、
この世界には仕事のやり方や問題を解決するために力を貸してくれる『上司』は存在しないことだけは鈍い私にも理解できた。
地元には『友達』も『上司』もいない…。
私はとんでもなく『独特の世界観』をもつ世界に飛び込んでしまったのかな…。
これから先、どう進めばいいのかの不安…
不安…
不安…
まだこの時は、
ただ異質な独特な世界にしか見えていなかったこの仕事。
これが本当は『異質』ではなく、会社勤めとは違う『すべての責任を自分で負う』と言う『責任』故のことだと気づかない私。
この時の私を動かしていたのは、
うちの『ぴあの教室』に集まってくれた生徒たち。そして保護者の方々。
『この教室を選んでよかった』と思ってもらえるように、回りがなんと言おうと、私は『責任』を果たさなきゃ!と懸命に。
この『責任』が、
この仕事にとって『当たり前』のことで、
『この仕事の最も大切な部分』だと言うことに気づくのも、もう少ししてからのこと…
本当はこの二人の楽器店の営業さんが悪いわけじゃない。
駆け出しの頃は、
自分自身の中の甘えが炸裂していて、
『自分が』やらなければならないこと
『自分で』やらなければならないこと
それがなにもわからず、
なにもしてくれないまわりが『敵』に見えたのかもしれない…と、今になって気づく。
どーしようもないお馬鹿な私(苦笑)
・・・・続く(笑)
今年は20回目の発表会♪
ちょっと『自分』をふりかえって『ココロの足跡』を少しずつ綴ってみようかと。
【ぴあの教室の創り方】
■森田の秘密⑩
■森田の秘密⑨
■森田の秘密⑧
■森田の秘密⑦
■森田の秘密⑥
■森田の秘密⑤
■森田の秘密④
■森田の秘密③
■森田の秘密②
■森田の秘密①
【ぴあの教室】
メール ohirune.piano1999★docomo.ne.jp
★マークを@マークに変えて送信ください。
会社勤めを経験してからこの世界に入った私は、『ピアノの先生』の独特の世界観と難しさを感じていた。
さらには…
教室を始めて一年が経った4月には生徒数は30名をこえていた。
『お試しピアノ講師』から気持ちだけは脱出していたのだけど、
教室の設備は相変わらず…。
リビングに置かれたアップライトピアノ。
あかんやん…
地元の楽器店の営業さんは相変わらずで
『アップライトでレッスンしている先生なんていませんよ』と。
これは確かに『正論』。
反論の余地なし。
グランドピアノを入れて、
『リビング』を少しでも『レッスン室』に近づけるように生活感をなくさなきゃ!
でも…私のやることなすことに否定的な営業さんにうんざりして、別の楽器店の展示会に足を運んだ。
が…そこでも…
展示会ではその楽器店の営業さんがグランドの説明をしてくれたのだけど、
私が教室を始めて一年、生徒数が増えてきて『今の環境』ではレッスンの責任を果たせないことを正直に話すと…
『敦賀の人は"新しいもの好き"ですから』と。
その営業さん曰く、
『敦賀の人は"新しいもの好き"で、新しい教室が出来ると、わぁーっと最初は人が集まるんです。あと2,3年もすれば生徒はいなくなりますよ』と。
かなり…驚いた…
私が社会人になって初めての仕事は『営業職』。少しは『営業』を学んでいるつもり。
これが『モノを売る』相手に対して言う言葉か?
もちろんこの展示会で私がグランドを買うことはなかったし、
あと2,3年で衰退する教室と見込んだこの営業さんがその後うちに来ることもなかった。
ただ…
別の楽器店の二人の営業さんが言うのだから、当時の私はまだ『山のモノか海のモノか』わからない危うい講師だったのかもしれない…。
これで、
会社勤めの時とは違って、
この世界には仕事のやり方や問題を解決するために力を貸してくれる『上司』は存在しないことだけは鈍い私にも理解できた。
地元には『友達』も『上司』もいない…。
私はとんでもなく『独特の世界観』をもつ世界に飛び込んでしまったのかな…。
これから先、どう進めばいいのかの不安…
不安…
不安…
まだこの時は、
ただ異質な独特な世界にしか見えていなかったこの仕事。
これが本当は『異質』ではなく、会社勤めとは違う『すべての責任を自分で負う』と言う『責任』故のことだと気づかない私。
この時の私を動かしていたのは、
うちの『ぴあの教室』に集まってくれた生徒たち。そして保護者の方々。
『この教室を選んでよかった』と思ってもらえるように、回りがなんと言おうと、私は『責任』を果たさなきゃ!と懸命に。
この『責任』が、
この仕事にとって『当たり前』のことで、
『この仕事の最も大切な部分』だと言うことに気づくのも、もう少ししてからのこと…
本当はこの二人の楽器店の営業さんが悪いわけじゃない。
駆け出しの頃は、
自分自身の中の甘えが炸裂していて、
『自分が』やらなければならないこと
『自分で』やらなければならないこと
それがなにもわからず、
なにもしてくれないまわりが『敵』に見えたのかもしれない…と、今になって気づく。
どーしようもないお馬鹿な私(苦笑)
・・・・続く(笑)
今年は20回目の発表会♪
ちょっと『自分』をふりかえって『ココロの足跡』を少しずつ綴ってみようかと。
【ぴあの教室の創り方】
■森田の秘密⑩
■森田の秘密⑨
■森田の秘密⑧
■森田の秘密⑦
■森田の秘密⑥
■森田の秘密⑤
■森田の秘密④
■森田の秘密③
■森田の秘密②
■森田の秘密①
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by asukamusic
| 2017-05-10 08:52
| ココロ足跡
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