音のある風景 ~敦賀市にある小さなぴあの教室です~

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【ぴあの教室の創り方】森田の秘密⑭

日々悪戦苦闘の教室運営。
自分でなにかをやるって大変だ…。

ある日…
私の存在を否定される出来事が…。


難しいお年頃にさしかかった生徒。
所謂『反抗期』だったのかな?
レッスンも一筋縄ではいかず、やる気を出してもらうのに必死。
発表会目前!
レッスンの時間だけではどうにもいかず、ご家庭での協力も必要と考え保護者の方にSOSを。

が・・・

返ってきた言葉は…
『先生は子供がいないから反抗期の子供の心の難しさはわからないんです!』と。
更には…
『○○ちゃんが習っている○○先生は、ご自身も子育て経験が豊富でちゃんと子供の事をわかってくれているからうまく母親目線で対処してくれる!』と。

がぁーん・・・

これはかなりのショック…。
子供のいない私にとっては『母の目線』は未知の世界。
こればかりはこの後いくら努力しても私には得られないもの。

やっぱり…私は…根本的にダメ講師なんだ…。
子供のいない私が、子供の成長に関わることなんて出来ないんだ…。

かなり落ち込む私…。


そんなある日、
地元の楽器店主催の講座のお知らせが。
どんなテーマで、どんな講師の先生だったかは忘れてしまったのだけど、
私の講師としての存在に灯りをともしてくれる講座だった。

記憶に残っているのは
『講師は母親目線にならなくていい』ということ。

例えば…
学校行事があった日、当然子供は普段よりは疲れているかもしれない。
そこで『疲れたよね』と言うのは『親の目線』。
疲れていてしんどそうな子供を気遣うのは親としては当たり前のこと。

でも、
実際に子供はどうなんだろう?

もしかしたら、
その後に習い事に行ったり、
ピアノの練習をしたり、
遊びに行く元気も残っているかもしれない。

親目線の『気遣い』や『心配』が、
時に子供の『ストッパー』になっていないか…と。

更に、
そこにピアノ講師までもが同じ目線になってしまえば、まだ余力が残っている子供に対しても行動にストップをかけてしまう、と。

もちろん、
子供によって『頑張れる量』はちがうけど、
どこまで頑張れるかを決めるのは子供自身。

講師は『親目線』ではなく、
『講師目線』でそれをただ見守る。

『親』『講師』
それぞれに役割は違う。

・・・・と言った内容だった。

これをそのまま自分のポリシーとして掲げるかどうか考える余地もなく、
私には『講師目線』を選択するしか方法はない。

私は『講師目線』で。

でも…
これを貫くには、時にかなり心が痛むことも…。
勉強に部活に習い事に…と、忙しく過ごしている生徒が私が驚くほど目一杯の頑張りでピアノとも向き合ってくれるのを見ていて、
その疲れきった姿を目の当たりにして、
『もう十分頑張っているよ!』と言いたくなるときも…。

でも…言っちゃいけない…。

私が『もう十分頑張っているよ』と言えるのは、
その子自身が心から『もうダメ!ここが頑張りのMAX!』と結果が出たときだけ。

私は『選択』の余地なく、
この時から『講師目線』で突っ走ることに。
それを『私の指導スタイル』にして。
時に、グッと我慢して『見守る強さ』を持とうと!

更に、
子供がいないから、時間の融通もきく。
この頃から、日々のレッスンは夜の9時過ぎまで。
何事もプラスに考えよう!と。

ちなみに・・・

どうしようもなく反抗期の生徒も、
その後高校を卒業して敦賀を離れるまで、ずっとレッスンに通い『前』に進み続けてくれた。
私が心が痛んだ生徒たちも、
こちらが驚くほどの頑張りで自分のやらなければならないことをやりとげてくれた。

もしかしたら、
子供たちにとっては、心から『やる!』と決めたときは、
大人が予測不能なくらい無限のパワーを発揮することができて、
『限界』なんて存在しないんじゃないかと思う。

こうしてようやく『講師目線』の私が出来
上がった。


・・・・・続く(笑)


今年は20回目の発表会♪
ちょっと『自分』をふりかえって『ココロの足跡』を少しずつ綴ってみようかと。
【ぴあの教室の創り方】
■森田の秘密⑬
■森田の秘密⑫
■森田の秘密⑪
■森田の秘密⑩
■森田の秘密⑨
■森田の秘密⑧
■森田の秘密⑦
■森田の秘密⑥
■森田の秘密⑤
■森田の秘密④
■森田の秘密③
■森田の秘密②
■森田の秘密①

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by asukamusic | 2017-05-13 09:13 | ココロ足跡 | Comments(0)
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子供たちの笑顔を大切に・・      講師の悪戦苦闘の日記です


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