音のある風景 ~敦賀市にある小さなぴあの教室です~

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発表会物語③ ~想像できない~

6月17日(土)のぴあの教室の発表会。
生徒達のステージでの演奏の背景には様々な来事がありました。

もちろん、
ステージで練習の成果を出しきること、
より良い演奏が出来ることは大切なこと。
もうひとつ、
その過程で『なにを』学んだかも
子供たちにとっては大切なこと。

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~想像出来ない~

ここで紹介する三人目の生徒は、
ピアノだけでなく、『書くこと』や『描くこと』でも度々入選するなど、その独特の個性と好奇心を余すことなく発揮する生徒ちゃん。
彼女もまた保育園の時からの生徒で、現在高校三年生。最後の発表会。

彼女に対しては、
そのモチベーションを上げるために『怒る』ことはなんの効果も発しない。
怒ったからといって練習するようになるわけでもなく、何か大切なことを伝えようといろんな言葉を並べても彼女のココロには届かない。
無関心?・・・そうじゃない。
彼女には彼女のココロの方向を自分自身で決める力がある。
言い換えれば、彼女のココロの方向を決めることが出来るのは彼女だけ。
彼女に対しては、指導者として『導く』のではなく、『見守る』ことが一番の指導方法。

私がそれを見つけることが出来たのは、中学の時の合唱コンクール伴奏者オーディションの時の出来事。
この時一緒にオーディションを受けたのは他の教室の生徒さんで、その子のピアノの上手さは私のところにもその名前が届くほど。
決まったのはその子。
担任の先生はその子に決めた理由を丁寧に説明されたようなのだけど、彼女にとってはそんなことはどうでもよかった。
恐らく担任の先生は彼女を傷つけないよう落選の理由を並べたのだろう。
それが彼女には逆効果。

そこで、私は『どんな風に言われたらやる気が出る?』と聞いてみた。
彼女はしばらく考えて『放っておいてくれるのが一番かな』と答えた。
彼女なりに教室に一緒に通う友達のレッスンでの様子をピアノのモチベーションの上げ方を自分に当てはめて考えてみたのだろう。
そこには、
怒られてやる気を出す生徒もいる、
誉められてやる気を出す生徒もいる、
けど、自分は放っておいてくれるのが一番だと言うことを感じたよう。

それからは、私も放っておくことに。
実はこれが一番難しい。
『放っておく』のは、『こちらからは何もしない』、楽なことではない。
『見守ること』は、積極的アプローチができないわけで、どうにか『見守る』の中に何かを忍び込ませることができないかと考える必要があるわけで。

そんな彼女から、発表会1ヶ月前に
『納得のいく演奏が出来ないから発表会はでないでおこうと思う』とメールが来た。

最後の発表会だよ…

なんとかしたい…
なんとかして出れるように練習してもらえたら…

でも『なんとか』が一番通用しない生徒。

さらには、
この時点からステージで納得のいく演奏が出来るようになるにはかなりの練習と努力がいる…
受験に向けて試験の続く現状でそれが出来るか…

私もわからない。
恐らく彼女にとっては、私以上にわからなかったはず。
その不安もかなり大きかったのでは…。
試験期間で電源を切ったままにしていた彼女がスマホに電源を入れて私に伝えてきた気持ちはかなり押し迫ったものがあったのでは…。

わかったよ…

そう私がメッセージを返すことで、今の彼女の気持ちをすぐに楽に出来るのはわかっていたのだけど、
それは『今』だけのもの。
彼女があとから振り返ったときに後悔が残っては…

説得めいたことも伝えてはみたけど
最終的には『その答えは当日まで待とう』と。

当日、無理と思ったらそれでいいじゃん。
今結論を出さなくても。
もうこの時点ではプログラムも印刷出来ていた。
『今』も『当日』も状況はかわらない。
もし無理でもアナウンスでなんとでも言える。

すると彼女から
『出場しない自分が想像できない』と短いメールが来た。

じゃ、二人とも当日まで『結論』待とう…と。

そして、当日。
彼女はステージにたった。
見事に演奏した。

彼女のココロが頑張ることを決めた。

きっと、彼女はこれからも
自分のココロで感じ、
自分の思う方向をしっかり歩いていけるだろうなぁ。
どんな場面でも、どんな時でも。

そんな彼女をこのblogでも以前紹介したことが。↓のリンク。
■生徒の『答え』
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■発表会物語②
■発表会物語①

# by asukamusic | 2017-06-19 13:10 | 発表会について | Comments(0)

発表会物語② ~続けたいと思うこと~

6月17日(土)のぴあの教室の発表会。
生徒達のステージでの演奏の背景には様々な出来事がありました。

もちろん、
ステージで練習の成果を出しきること、
より良い演奏が出来ることは大切なこと。
もうひとつ、
その過程で『なにを』学んだかも
子供たちにとっては大切なこと。

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~続けたいと思うこと~

2番目に紹介する彼女は、私を『黒おに』と名付けた生徒ちゃん(笑)

彼女との出会いは保育園の年中さん。
ひょいっと軽く抱き上げられるくらい小さかった彼女。
ママもとても熱心な方で、まだ自宅練習の大切さを自分で理解することが出来ない小さい彼女をうまく誘導して練習をきちんとさせてくださっていた。
でも時に衝突もあったようで、何度かうちまで『ピアノを辞める』を言いに来られたこともあった…らしい。
らしい…と言うのは、実際には玄関先で思い止まり、私とはその場面で会うことはなかった。
確かに休日の夜、小さい子供の鳴き声が聞こえていたことがあったけど、きっと近所の子供が泣いているんだろうと気にもとめなかった私。
実はその時うちの玄関先で『辞める辞めない』のドラマが繰り広げられていたのをあとで知った(笑)

その後、反抗期にさしかかった彼女は、
反抗の対象をママだけでなく私にも向くように。
あまりにも見事な反抗ぶりに私も楽譜を投げたこともあった。
ママに置いて帰られ、何時間もレッスン室の片隅で泣いていたこともあった。

その後もいくつもの山を乗り越え、
中学生になる頃には合唱コンクールの伴奏をつとめるように。
またある年は発表会の日と体育大会が重なり出場を諦めざる終えなかった…
が!…彼女は来てくれた。
体育大会で1日外にいたため真っ赤に日焼けして疲れた体のまま制服に着替え駆けつけてくれた。
演奏する彼女の姿勢は多少(かなり)がに股で疲労感が溢れてはいたが…(笑)

高校生になると、自分で弾きたい曲を探し、自分で計画立てて練習出来るようになった。
テストがあるときは、テスト勉強に専念し、『やばい!間に合わない!』と思うと、自分から『明日から自主練習に毎日来るわ』と。
その時その時『何が大切か』を考え、
その時その時『何をしなければいけないのか』を判断できるようになった彼女の前に、もう『黒おに』の出番はない。

今年は高校3年。最後の発表会。
プログラムは『トリ』。
更には、
今まで自分が頑張ってきたことの『最後』の年と言う自覚もあり、その緊張感はかなりのもの。
あまりの緊張に、発表会前最後のレッスンでは暗譜がぶっとぶほど。
記憶から飛んだ音を探すのに、楽譜を確認するだけでなく、指で五線をなぞり『ドシラソ…』と数え始めた。
彼女にしたらあり得ない。
それくらい緊張していた。

そんな彼女が、
『大学に行ってもピアノ続けたいなぁ』と。
だけど、彼女が希望する大学の学部は地元にはない。
来春からは県外の大学に。

黒おにだの、辞めるだの、その大暴れの様子は教室一(笑)
そんな彼女からの言葉がすごく嬉しくい。
『これで終わり』ではなく、
『続けたい』と思ってくれること。
レッスンしていてよかった。
彼女とレッスンできてよかった。

『じゃあ、来年の発表会の生徒紹介で浪人生って紹介しなきゃいけなくなるじゃん(笑)』と、嬉し涙を茶化すことで堪える私。

ピアノは単なる子供の『習い事』ではなく、
それぞれのココロの中に『ピアノが弾きたい』と思える気持ちを育てること。
『続けたい』『弾きたい』と思い続けられる気持ちを持ってもらえたことが嬉しい。

大学に進む彼女とのレッスンはどんなに長くてもあと数ヶ月。一年はない…。淋しいなぁ…。

きっと彼女は、これから遭遇する様々な壁にも懸命に立ち向かうことができる!

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■発表会物語①
# by asukamusic | 2017-06-19 07:33 | 発表会について | Comments(0)

発表会物語① ~続けること~

6月17日(土)のぴあの教室の発表会。
生徒達のステージでの演奏の背景には様々な出来事がありました。

もちろん、
ステージで練習の成果を出しきること、
より良い演奏が出来ることは大切なこと。
もうひとつ、
その過程で『なにを』学んだかも
子供たちにとっては大切なこと。

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~続けること~

彼女が私の元に初めてやって来たのは、休日の夜。
まだ今ほどネットやメールが気軽な連絡手段ではなかった頃で、お母さんに連れられて直接うちを訪ねてきてくれた。
休日で私も家の中もおやすみモードで、とてもお見せ出来ない室内に入っていただくことは出来ず、玄関先で対応させてもらったことを覚えている(^^;

その年から発表会に参加してくれるようになった彼女。
うちの教室には彼女と同じ学校に通う生徒が多く、みんな友達で、ピアノの話題やいろんなことをみんなで共有できた。
誰か一人がくじけそうになったら、
みんなで応援することも出来たし
誰が一人がサボれば、
『連帯責任』なんて理由をつけて、みんなで練習することもできた。
うちの教室に、練習用の楽器を設置し『お呼びだし』や『自主練習』をするようになったのは、実はこの学年の生徒たちから。
そんな彼女も、
中学二年の発表会を最後に高校受験に向けて勉強に専念すると教室を卒業していった。

でも、
無事に受験を乗り越え高校に入学し、更に『次』の目標ができた頃、再び彼女からレッスン再開したいと連絡が。
『次』の目標は『保育士になる』こと。
レッスンを再開した彼女は、入試や入学後の授業で必要な練習曲や伴奏などをレッスンしていたのだけど、今年は高校三年生。発表会に参加できる最後の機会。
『発表会でますー!』と自分で弾きたい曲を選び楽譜を持ってきてくれた。
そこには発表会のたびに『お呼びだし』と練習に呼び出されていた小さい頃の彼女の姿はなく、自分で譜読みも練習も暗譜もしっかり出来るように!

昨日、彼女のインスタには↓の記事が♪
続けることの大切さを感じ、それを挽回するかのように頑張り通してくれた彼女。
彼女にとってレッスンを中断したことはマイナスではなく、
大切なことに自分の力で気づくことができ、それを乗り越えようと努力出来たむしろプラスの経験♪

きっとこれからもいろんな場面で彼女は頑張れるはず♪
頑張る力をしっかりと持っています♪

↓生徒ちゃんのインスタより♪
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# by asukamusic | 2017-06-18 11:54 | 発表会について | Comments(0)

発表会が終わりました‼

無事に20回目の発表会が終わりました‼

前日、
仕事をお休みまでして手伝いに来てくださった保護者の方々。
当日、
それぞれの役割を担って『みんなで創る発表会』を実行来てくださったすべての保護者の方々。
20回目の記念に駆けつけてくれた卒業生たち。

ステージでの演奏もみんな頑張りました。
ステージから見える風景だけでなく、
実はステージ裏にも生徒達の緊張と様々な葛藤がありました。

その話はまた後日。

発表会の開催にあたり
素敵なお花、沢山のお気遣い、
本当にありがとうございました‼

とってもしあわせな時間を過ごすことができました♪
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# by asukamusic | 2017-06-17 21:51 | 発表会について | Comments(0)

リハーサル

リハーサルだけでくたくたモードの私(汗)

今年は保護者の方が沢山手伝いに来てくださって、会場準備があっと言う間に完了!
私はほとんど動いていないのに、
まるで人一倍働いたかのような汗(^^;

お忙しいなか、お仕事をきりあげてお手伝いに来てくださった保護者の皆様ありがとうございましたm(__)m
ひとりではなにもできない…
みなさんが力を貸してくださるから実現できるのですm(__)m

さて、明日は本番です!
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# by asukamusic | 2017-06-16 21:13 | 発表会について | Comments(0)

さあ!準備!

いよいよ今日はリハーサル!
午後から会場準備に行き、夕方からはリハーサル。
レッスン室が持っていく荷物であふれています。
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# by asukamusic | 2017-06-16 10:04 | 発表会について | Comments(0)

あとは神頼み

いよいよです!
明日16日(金)はリハーサル。
明後日17日(土)は発表会。
今日は最後のレッスン日&最後のお呼びだし日。

不安は残るものの…
あとは神頼み!
ちょうど今日は参拝すると良いとされる15日、氣比神宮に参拝に。
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# by asukamusic | 2017-06-15 12:30 | 発表会について | Comments(0)

便利な時代になりました

発表会まで最後のレッスンの中で
練習はちゃんとしてくれているのだけど
緊張と焦りでどんどんテンポが崩れる生徒。
上手くなったからと油断する生徒。
せっかく長い時間をかけて練習に励んできたのだから、
本番で一番良い演奏をしてもらいたい。

さらには、
『本番に向かう気持ち』をしっかり身に付けてほしい。
『本番』がどれだけ大切で、
その『本番』にどんな気持ちで立ち向かわなければならないか、
今の子供たちに足りないものが、これ。

すでに発表会前の最後のレッスンを終えた生徒鳥居会うのはリハーサル。
モチベーションを維持するために、
毎日その日の練習の成果を動画で送ってもらうことに。

昔は電話越しに演奏をしてもらって…ということもしていたのだけど、
動画だと、あ互いの時間を合わさなくてもいい分、沢山の生徒の演奏が確認できる。

便利な世の中になったものだ~
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# by asukamusic | 2017-06-13 13:28 | 発表会について | Comments(0)

Piano Mini Concert 2017

ぴあの教室の発表会
『Piano Mini Concert 2017』

と き 2017.6.17(土)13:30~
場 所 美浜町生涯学習センターなびあす


いよいよ今週土曜日になりました♪
『お近くの方はよろしければどうぞ』とblogで書くのは、うちの教室にとびきり優秀で今にもピアノ界で注目を浴びるであろうピアノの才能あふれる生徒が勢揃いしているから是非聴きに来て…と言うことではないのです。
ショパンやリストを選曲し、技術を高めたいと頑張っている生徒もいれば、
ポップス等の馴染みのある曲を楽しく弾きたいと言う生徒もいます。
いろんな目的、いろんな意識、いろんな練習環境の生徒たちが演奏します。
いたって一般的な『町のピアノ教室』の生徒たち。そしてその生徒達による発表会。

ただ、
そこには『町のピアノ教室』だから、大切にしたいことが沢山つまっています。

いろんな習い事の中から、
ピアノに重点を置いて、よりうまくなりたいと願う生徒達の頑張り。
いろんな習い事の中から、
スポーツに重点を置いているのだけど、
出来る範囲でピアノもやってみたいと言う生徒の葛藤。
さまざまな頑張りと葛藤。
生徒や保護者の意識の差、温度差。
『発表会』には、私たちピアノ講師が考えなければならない課題が沢山つまっています。

私ひとりの考えでは思い付かない改善策が
他の方の目からは見つけることができたり(そうなったらいいなぁ~と私の期待)、
また、他の方の思い付かない改善策が見えたりする(…かも…)。

『町のピアノ教室』の課題を、いろんな目から解決していけたらなぁと。

そんな思いで『お近くの方はどうぞ』と書いています♪
よろしければ、声をかけてくださると嬉しいです。


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# by asukamusic | 2017-06-11 17:39 | 発表会について | Comments(0)

愉快な大人たち

今日は美浜町生涯学習センターなびあすの『ピアノオープンday』。
30分ファツィオリを自由に弾くことが出来る美浜町さんの企画。

朝一番の枠を押さえたのは、大人の生徒さんたち。
この『ピアノオープンday』を利用して発表会に向けた最後のレッスンを。

この大人の生徒さんたち、
なんとも愉快で、心からピアノを楽しんでいる二人。
一分たりとも無駄にせず弾き続ける。
でも、発表会の曲を真剣に練習していたかと思うと、途中から別の曲が流れてきたり(笑)

あと一週間、頑張ってくださいね~♪
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# by asukamusic | 2017-06-11 11:04 | ある日の風景 | Comments(0)
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子供たちの笑顔を大切に・・      講師の悪戦苦闘の日記です


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