音のある風景 ~敦賀市にある小さなぴあの教室です~

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謎解きをする

発表会に向けて、これからの春休み中に譜読みを終わらせてある程度仕上げに向かってほしいと『ミニお便り』を生徒に配布。

今回の『ミニお便り』の内容は、
『発表会の演奏順の謎』
にしてみました。

子供達のココロを無用な競争心や劣等感で傷つけないようにと少し前までは異様なほどの『平等』が教育現場で見られるように…。
その流れから、ピアノの現場でも
発表会の演奏順を学年順だとか、誕生日順だとか、五十音順だとか…にする風潮も見られました。

でも私は、
その流れを無視して、発表会の演奏順は進度等で決めています。

進度順と言っても、
単にレッスンしているテキストの進度だけでなく、演奏曲の難易度、取り組む意欲、曲の完成度など様々なことを考慮して決めています。

大切なのは表向きな『平等』ではなく、
『どうして(理由)』を理解してもらい、
『どうしたい(行動)』を考えてもらうこと。

理由もわからず順番を決められたのでは、
それこそ子供達のココロに無用な劣等感や過剰な優越感を植えつけてしまいます。

ひとりひとりに、
『こうやってきめるんだよ』と説明すること。
そして、
それを決めるのは私の判断の前に、『自分がどうしたいか』を生徒自身が決めることが存在しているんだよ、とわかってもらう。
それが子供達のココロの成長に必要なことかなぁと思うのです。

たとえば…

ものすごく頑張って人の何倍も練習をしている生徒。
まったく練習しない・まったく興味も意欲もない生徒を追い越せないなんて…。
それはそのどちらの生徒が良い悪いと言う判断ではなく、
ピアノを頑張ることに価値を見つけている生徒とまったくそうでない生徒の価値観は『違う場所』にあると言うこと。

そしてもうひとつ、
生徒みんなに理解してほしいことは
自分の中にも『いろいろある』と言うこと。

自分の生活の中にピアノを組み込んで長く続けてほしいと思う。
だけど保育園~小学校~中学校、さらに高校と進むなかで、常に同じ頑張りで向き合うことはできない。
出来ないときもあり、出来るときもあり、
その時その時で自分で出来る範囲で頑張ること、自分でその都度どう頑張れるかを自分で決めることが大切。

それを理解してみんなが行動することで、
いろんな生徒がいろんなことを抱え頑張っていることをお互いを認めあい、お互いを尊重する気持ちが生まれるのではないかなぁ~と。

『あんなに大変な時期にピアノも頑張るなんてすごい!』
と言う気持ちだったり、
『今年は忙しいから曲の難易度を下げていたあの子だけど、来年は負けちゃうかなぁ~私も頑張ろう!』
と言う気持ちだったり。
そんな気持ちを感じられるココロを育てたいなぁと。

で、もうひとつ!
プログラムはある日突然魔法で現れるのではなく、かなりの手間がかかるため、順番が決まるのは発表会の時ではなく、
4月末だと言うこと。

じつはこの点に生徒ちゃん達が一番驚いていたりします(笑)
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by asukamusic | 2018-03-16 11:28 | Comments(0)
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子供たちの笑顔を大切に・・      講師の悪戦苦闘の日記です


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